志村第三中学校(令和6年11月11日訪問)

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ページ番号1055364  更新日 2024年12月9日

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教育長訪問記

 11月11日(月曜日)志村第三中学校を訪問しました。当日は河又校長に案内していただき、授業を視察させていただきました。どの授業も「本時の目標」が明確になっていて、ほとんどが板橋授業スタンダードに沿った授業になっていました。

 特に紹介したいのは9年生の英語の授業で、私が板橋授業スタンダードのSタイプと呼んで推奨している自己調整型の学習でした。先生から音読や単語などの課題が与えられていますが、生徒は自分のペースで取り組んでいます。教室内には、音読に取り組んでいる生徒もいれば、一人一台端末で課題に取り組んでいる生徒もいます。その際、ペアやグループで取り組んで相談しながら進めている生徒たちもいれば、個人で取り組んでいる生徒もいます。つまり、生徒が「同じことを同じように同じタイミングでする」という、日本の学校では当たり前のように続けてきた授業とは異なるタイプです。

写真:電子黒板
電子黒板に投影された英語の課題一覧

 このような授業形態は、生徒の違いを認め、個人にとって最適な学びを実践できるものになっています。それでいて全て個別的なものではなく、協働的な学びもセットになっています。自由でなんでもありということではなく、単元内の複数回の授業での学習内容・方法・ゴール(何をいつまでにどのように学ぶか)が一覧で可視化されていますので、生徒は当該授業での学びの内容・方法・ペースを調整して取り組むことができるのです。

 このような方法は生徒が受け身ではなく主体的に取り組んで学習しますので、自分の学びに責任を持つ生徒が育ちます。学びのオーナーシップを生徒が持つということです。このような授業実践が広まることを期待しています。


写真:授業中の様子
授業内のさまざまな取り組み


 学校全体として、きちんと学びに向かう落ち着いた雰囲気を感じました。真面目に取り組んでいる生徒や教職員の姿を拝見することができて、良い訪問となりました。今後の本校のますますの発展を祈念しています。

写真:校長、副校長と
河又校長(右)、三原副校長(左)と


(記・長沼豊教育長)

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