板橋第一中学校(令和7年1月15日訪問)
教育長訪問記
1月15日(水曜日)、令和7年最初の「教育長ぶらっと訪問」は、区役所から歩いて行ける距離にある板橋第一中学校を訪問しました。
伊藤校長に案内されて授業を見学しましたが、どのクラスも落ち着いた雰囲気で、生徒が学びに向き合っている様子が見られました。


理科の授業では、自由進度学習に取り組んでいて、生徒が自分のペースで課題に取り組んでいました。隣の生徒と確認しあいながら進めている生徒、先生に見てもらって進めている生徒など、多様な学びを尊重しています。電子黒板には、生徒の課題進捗状況がタブレット(一人一台端末)と連動して映し出されていました。これにより先生は全体の学習状況を俯瞰しつつ、個々の生徒の状況を電子黒板の画面と、実際にその生徒の隣まで行って声をかけることの両方で確認することができます。私が授業スタンダードS(SはSelf自己、Select選択の頭文字)と呼んで推奨している授業形態ですが、既に本校でも取り組んでくれている先生がいらして嬉しくなりました。

伊藤校長から見せてもらった資料には、「学校が『多様な子ども』と向き合うために」、「児童・生徒が教材・方法・ペース等を選択できる学習環境を教師がデザインする授業を検討・研究していく」と書かれていました。そのため既に先生方と、自由度の軽重による授業の具体例を研究しているとのことです。社会の変化に対応するため「自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力」を向上させるとも記されています。令和7年度に向けて、どのような授業研究、カリキュラム研究がなされるのか楽しみです。

児童・生徒の多様な学びを創っていくことは、私が教育長になってからの重要施策の一つですので、今後もこのように学校現場の状況を常に確認しながら進めていきます。
(記・長沼豊教育長)
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