志村第五中学校(令和6年11月11日訪問)
教育長訪問記
11月11日(月曜日)志村第五中学校を訪問しました。指導室が実施している教育委員会訪問に同行する形で伺い、溝口校長に案内されて4校時と5校時の授業を拝見しました。
まず気付いたこととしては、どの授業でも黒板に「目標」と「流れ」が明記されていることです。これは一つも例外はなく、屋外の体育の授業でもミニホワイトボードにしっかり書かれていました。

授業の目標(小学校では「めあて」と呼ぶことが多い)が最初に明確になっていることで、生徒が授業で扱う学習内容とゴール、さらには身につけるべき力をしっかり把握しながら取り組むことができます。これは板橋授業スタンダードの基本中の基本です。

また授業の「流れ」が書かれていることで、生徒は50分間見通しを持って授業に臨むことができます。この「見通しを持って取り組むこと」は近年、学校の授業で重視されてきていることではありますが、大人の仕事でも大切なことではないかと思います。見通しが持てると、次の展開を予想し、それに備えることができますし、自分でゴールに至るプロセスを描くことが容易になるからです。つまり、時間を気にしながら先の展開を読んで、見通しを持って取り組むというのは、大人になっても必要となるスキルですし、それを中学生の時から育てていることになります。

今回の訪問では、学校全体が落ち着いていて、生徒や教職員が教育活動にしっかり取り組んでいる姿を拝見することができました。また、溝口校長のお話によると、舟渡小学校との連携を密にしていて、中学生が小学校に出向いて、朝のあいさつ運動をしたり、リトルティーチャーとして補習教室や子ども食堂のお手伝いをしたりしているとのことです。学力向上だけでなく情操面を含めて、生徒の多様な成長を促す機会を創っていて素晴らしいと思いました。これは私が推奨しているボランティア学習になりますが、「教育の板橋」の4つのキーワード「自立・貢献・共生・創造」のうち、特に貢献と共生の2つに関わる教育活動でもあります。
(記・長沼豊教育長)
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