紅梅小学校(令和6年11月16日訪問)

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ページ番号1055421  更新日 2024年12月10日

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教育長訪問記

 11月16日(土曜日)紅梅小学校の創立150周年記念式典、同祝賀会に参列するため訪問しました。

 明治7年に創立された紅梅小学校、その前身は寺子屋です。先般、郷土資料館で150年にわたる沢山の資料が展示されていましたが、価値のあるものばかりです。日本で近代学校制度を始めることが示されたのは明治5年のことですから、そのわずか2年後に本校が創立されたことになります。日本で当時創られた学校の多くは地域の皆さんの寄附で創立されましたが、本校も例外ではないと思います。そう考えますと、この地に学校を創りたい、寺子屋の実践を継承したいという、当時の地域の皆さんの思いや願いが伝わってきます。

写真:歴史展示の様子
控室の隣の部屋にあった150年の歴史展示

 そのような歴史があることが要因となって、本校は創立以来「地域とともにある学校」をずっと実践し続けてきました。今でも地域の伝統芸能や農業を学ぶ機会が多く、地域の皆さんに支えられて、多様な教育活動が行われています。児童が地域から学ぶ学校、逆に児童が地域に還元する学校は、まさに学校・地域連携のモデルと言えます。


写真:校長
小宮校長


 記念式典の小宮校長の式辞ではサプライズがありました。校長が「この150周年行事で一番お世話になった人を紹介したい」と述べられ、郷土資料館の増田学芸員の名前を挙げたのでした(本人には事前には内緒で)。そして来賓でもあった増田さんに壇上に上がってもらい、労いのことばをかけ、感謝状が贈呈されました。増田さんは郷土資料館での特別展示の準備をはじめ、歴史資料に基づく助言や、その他綿密な打ち合わせを行うため、本校に何度も足を運んでもらったとのことでした。その新しい資料により、初代校長と2代目校長の間に5人いらしたという新事実も発見できたとも述べられました。このことからも、本校が学校の歴史をとても大切にしているということがわかります。学芸員は教育委員会の所属ですから、私もとても嬉しくなりました。増田さんは涙腺がゆるんでいました。

写真:学校のキャラクター
学校のキャラクター「かぱまる」

 式典では、7列100名を超える来賓の皆さんが見守る中、6年生が堂々とした態度で、150周年のお祝いの言葉をリレー形式で発表しました。これから本校がさらに歴史を紡ぎ、200年、250年と続いていく未来を感じさせてくれる、児童たちの姿でした。

 板橋区の中で最も古い学校の一つである紅梅小学校の、ますますの発展を祈念します。


(記・長沼豊教育長)

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