赤塚第二中学校(令和6年12月20日訪問)

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ページ番号1055792  更新日 2025年1月8日

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教育長訪問記

 12月20日(金曜日)赤塚第二中学校を訪問しました。教育長ぶらっと訪問です(注1)。本校は教育委員の時代に2回訪問していますが、教育長になってからは初めてとなります。

 本校の令和6年度の研究主題は「生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善 ~対話的な場面の工夫~」で、校舎は本区で初めて「教科センター方式」を採用した学校です(注2)。学びのエリアは赤塚第二中学校、成増ヶ丘小学校、成増小学校の3校で、エリアの教育指針としては「賢くなります」を掲げています(注3)。

 到着後すぐに木村校長の案内で校舎内を回り、授業を見学させてもらいました。「対話的な場面の工夫」を校内研究の副題にしているだけあって、多くの授業で写真のようにペアやグループでの学習が見られました。下の写真は、4つの天気図の各々の季節を探り当てる課題をグループで話し合って解決しているところです。

写真:対話しながら課題を解決する授業の様子
対話しながら課題を解決する授業

 次の写真は社会科の授業ですが、私が授業スタンダードのSタイプと呼んでいる授業形態でした(SはSelf、Selectの頭文字)。全員で課題を確認した後は、生徒は各自で取り組む場所、一緒に学ぶ生徒、調べる方法を決めて取り組むことができます。教室にはすぐ隣にオープンスペース(廊下と共用)もありますので、そこに(すぐ隣に)移動して取り組んでいる生徒もいました。もちろん一人で取り組むのもOKで、そのような生徒もいました。


写真:自己選択型(Sタイプ)の授業の板書
自己選択型(Sタイプ)の授業の板書

写真:自己選択型(Sタイプ)の授業で課題に取り組む生徒の様子
自己選択型(Sタイプ)の授業で課題に取り組む生徒

写真:教室の隣のオープンスペースで課題に取り組む生徒の様子
教室の隣のオープンスペースで課題に取り組む生徒

 また、本校ではどの授業においても、学習のめあて(目標)、流れ、まとめをきちんと板書しており、板橋区授業スタンダードに沿った授業を実践していることもわかりました。このことにより、学力の確実な定着が図られるものと思います。


写真:木村校長と
木村校長と

 授業における生き生きとした生徒の様子を見て、本校では教科センターの良さを上手に生かした授業をしていると感じました。教科センターの環境設定も、教科リーダー(本校では係ではなくこのように呼ぶ)の生徒が協議して主体的に決めているそうです。研究主題が「生徒の主体的な学びを重視した授業の工夫・改善」ということもあって、生徒の主体性を育成する手立てがさまざまな形で講じられていました。

 当日は訪問後、すぐ隣にある成増ヶ丘小学校のあいキッズにも伺い、見学をさせてもらいました。


(記・長沼豊教育長)


(注1)「教育長ぶらっと訪問」とは、教育長が運動会視察や学校整備月間の学校訪問などの事業のなかで行う視察とは別に、公務の合間に「ぶらっと」学校を訪問すること(事前に訪問校と日時を調整のうえ訪問します)。

(注2)「教科センター方式」とは、授業を実施する「国語教室」や「数学教室」といった各教科の専用教室と、各教科の教材や展示物を設置できる「教科メディアスペース」と呼ばれるエリアがあり、各教科の学びを深めることのできる方式のこと。

(注3)「学びのエリア」とは、区立中学校と近隣の区立小学校1から4校で構成されたまとまりのことで、各エリアにおいて小中一貫教育を行っている。エリアごとに小中学校で話し合って、エリアの特色を踏まえた「めざす子ども像」と、それを実現するための教育の「基本方針」を設定・共有している。その方針に基づいて「学びのエリア」で一体となって9年間を通した教育・取組を行っている。

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