2016年7月26日 ボローニャ展とBIB展

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号4000909  更新日 2020年1月28日

印刷大きな文字で印刷

今年のボローニャ展の図録の表紙は、スロヴァキアで行われるブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB展)の2015年グランプリ受賞者ローラ・カーリンの描き下ろしです。イギリスの注目の若手イラストレーターによるもので、展覧会場では原画も紹介しています。深い緑の草原の中で子どもが読書にふけっていて、ボローニャ展にぴったりの作品です。

写真:図録の表紙


ボローニャ展の図録の表紙は、BIB展グランプリ受賞者と、国際アンデルセン賞画家賞受賞者が、毎年交互に描き下ろしています。

BIB展も今年50年を迎えました。ボローニャ展とBIB展は、成り立ちも応募や審査の方法も異なりますが、子どもの本のイラストレーションにおける世界的に重要な二つのイベントが、ちょうど50年前に始まったということになります。

ボローニャ展は、毎年行われるブックフェアの関連イベントとして始まり、1976年からコンクール形式になりました。個人でも応募することができ、既出版・未出版を問わないことから、新人イラストレーターの登竜門とも言われています。
一方BIB展は、隔年で開催される絵本原画コンクールです。各国15人まで応募でき、原画と出版された絵本の両方を提出します。すでに出版されている作品が対象となり、国内審査を通過する必要もあるため、全くの新人は参加できませんが、その分、応募作品のクオリティは一定以上に保たれているのではないでしょうか。

日本では、ボローニャ展とともにBIB展も巡回しています。
2015年のBIB展は、7月9日より、うらわ美術館で巡回がスタートしました。
今回は、日本からのBIB出品作品でこの50年をふりかえりつつ、2015年の受賞作品と日本の作品を紹介しています。原画と共に絵本も紹介されているので、見応えたっぷり。ローラ・カーリンの作品もたくさん出品されています。うらわ美術館のホームページは以下のリンクです。

チラシ:BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展 絵本の50年 これまでとこれから


ボローニャ展とBIB展、どちらもお見逃しなく。
板橋区立美術館からうらわ美術館へは、赤塚八丁目のバス停から「(赤02)赤羽駅西口」で赤羽駅に出て、JRで浦和駅に行くのがおすすめです。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。