2016年4月23日 館蔵品展 絵画・時代の窓 1920s-1950s ギャラリートーク

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ページ番号4000961  更新日 2020年1月28日

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公園の新緑も気持ちの良い季節になってまいりました。
今日はギャラリートークが行われ、約25人の参加がありました。

今回は第1展示室の様子をお伝えします。

写真:ギャラリートークの様子1


写真:ギャラリートークの様子2


永田一脩「『プラウダ』を持つ蔵原惟人」(1928年、当館寄託、写真左の作品)をご紹介しているところです。

永田一脩(1903年-1988年)は東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科で学び、関東大震災後にヨーロッパの立体派やロシアの構成主義といった新しい傾向の作品や、新演劇運動に惹かれ、舞台装置なども手がけています。

この絵のモデル、蔵原惟人は永田の友人で、ロシア留学から帰国した後、プロレタリア芸術運動に加入しました。
蔵原は永田のリクエストにより「ルパシカ」と呼ばれるロシアの上着を着て、ロシアの共産党の機関紙「プラウダ」を持っています。
この作品は第1回プロレタリア美術大展覧会に出品されました。

プロレタリア美術の作品として、右隣に寺島貞志「コムソモルカ」(1930年)も展示されています。

ギャラリートークはあと5月14日(土曜日)、28日(土曜日)に行います。

5月7日(土曜日)には、親子でたのしむギャラリートークもございます。
こちらは小学生1年生以上のお子さんとそのご家族向けです。
子どもの心を持った大人の方も歓迎です!
絵の中に描かれたモノや色に注目して、学芸員が参加者とお話をしながら作品を鑑賞します。

ご参加をお待ちしております!

写真:ギャラリートークの様子3

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。