2016年12月27日 人見元基・狛さん展示風景

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ページ番号4000832  更新日 2020年1月28日

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「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展開催中です!
板橋区立美術館は年内は明日12月28日(水曜日)まで開館し、年末年始は12月29日(木曜日)〜1月3日(火曜日)まで休館いたします。
年明けは1月4日(水曜日)から開館します。

本展覧会は1月9日(月曜日・祝日)まで。閉幕まであと少しとなりました。
普段の板橋区立美術館とはがらりと違った雰囲気となっています。どうぞお見逃しなく!

今日は人見元基・狛さんの展示風景をご紹介します。

人見さんは、木彫作家としては本名で活動する傍ら、根付作家・狛さんという顔も持っています。

人との関わりから生まれてくる物語を形にできればと木彫作品を作っているという人見さん。
動物と人間といったように、異なるものを合体させ、モチーフにすることが多いそうです。

写真:作品1
画像:人見元基『スクナの両面(彫刻)』2014年/樟/133×76×95センチメートル/

写真:作品2


動物の根付を作ることが多く、今までご自分の木彫作品の世界観を根付に取り入れることがなかったという人見さん。
今回初めて、自身のテーマである物語を根付で表現し、木彫と根付を同じ空間に展示しています。
くすのきの木彫で作られた世界が、堅い木や鹿の角を素材として、手のひらに収まるような大きさで表されています。

写真:作品3
画像:狛『スクナの両面(根付)』2016年/鹿角、べっ甲/7×3×3.5センチメートル/

また、当館所蔵の鈴木守一『雑画巻』をもとにした新作根付も展示しています!

作品4
画像:狛 『仔犬 ~鈴木守一 雑画巻より~』2016年/鹿角、べっ甲/3.1×3.9×2.7センチメートル
作品5
画像:鈴木守一『雑画巻』(部分)江戸時代(19世紀)/紙本淡彩/板橋区立美術館蔵

写真:作品6


ぜひ展覧会でご覧ください。

作家プロフィール

人見元基・狛(ひとみ もとき・こま)

1985年島根県生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。
彫刻家・人見元基としての活動に、2009年個展「楽園」(GALLERY MoMo Ryogoku)、2012年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ『里山アート動物園』」
根付作家・狛としての活動に、2014年「高円宮家所蔵 根付と宮中装束」(呉市立美術館)

作家コメント

日常の中で出会うことや劣等感から生まれる物語に形を与えるように木彫作品を作り続けている。江戸が生み出した粋の芸術、根付に出会い、制作しながらその魅力に触れ、多くの事を学んできた。木彫で取り上げたテーマを根付けで表現してみる。手のひらに現れる妄想の具現化。

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展

展覧会について詳しくは以下のページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。